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PMPとは

PMPは、NPO法人であるプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)が実施および認定している国際資格「プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(Project Management Professional)」です。

PMPは、受験者のプロジェクトマネジメント(PM)に関する知識、理解度をはかることを目的として実施されます。

PMの専門知識を有していることを証明するためにPMIが資格認定を行うものであり、法的な資格、免許ではありません。

PMPとは

PMP資格は事実上のグローバルスタンダード(世界標準)になりつつあり、経営者はこの資格を国や文化を超えて人的スキルを標準化する方法として取り入れています。

また、PMP資格は多くの組織のあらゆる役職において必要条件になってきています。 特にIT業界においては、現在もっとも注目されている資格のひとつで、役職につく為の前提条件としてスキル評価のベンチマークとしてますます使用されてきています。

また、アメリカでは、PMPがキャリアとして認められており、IT関連企業はもとより、国防関連や官公庁が取得を推奨しています。

日本においても、経済産業省が、情報システムに係る政府調達制度の見直しとして応札者の技術力、開発・供給能力等に関する項目にPMP (Project Management Professional )の資格が入るようになりました。

プロジェクトマネジメントの歴史

PMという考え方は、そもそも1950年代後半に、アメリカ国防省が大規模プロジェクトを管理するために、マネジメント手法を体系化したのが始まりとされています。

原爆開発のマンハッタン計画やポラリスミサイル開発計画がその典型例です。

しかし、今でこそIT業界でPMがもてはやされるようになりましたが、つい最近まで日本におけるPMは、プラントや建設などの重厚長大産業を中心に活用されていましたが、それ以外の業種にはあまり浸透していませんでした。

今でも教育や公共事業などにも応用が進むPM先進国アメリカに比べると、業種による偏りが顕著であることは確かです。

PMP有資格者数と合格率

2006年7月現在で、日本国内では17,304人がPMPの資格保有者です。

合格率は、日本人の場合は、約60%、全世界では、70%程度です。ただし、日本の場合、昨今のPMP資格の認知度が高まるにつれ企業側から催促される事も多くなり、十分に勉強をしないで試験に臨まれる方が多くなった結果、合格率が下降線をたどっているのが現状です。

合格者 合格者合計
1997年 7人 7人
1998年 129人 136人
1999年 731人 867人
2000年 314人 1,181人
2001年 613人 1,794人
2002年 575人 2,369人
2003年 1,754人 4,123人
2004年 3,816人 7,939人
2005年
5,745人 13,684人
2006年7月現在 3,620人 17,304人

PMP試験について

試験時間は240分で、4時間で200問の4択式の問題が出題されます。試験の結果はすぐにわかります。
2005年9月30日から開始したPMBOK第3版の試験では、 200 題のうち 25 問は予備試験問題です。
予備試験問題は志願者の得点に影響せず、今後の PMP 試験問題の数を増やすための効果的かつ合理的な方法として試験の中で利用され、予備試験問題は他の試験問題と共にランダムに出題されます。
予備問題を除いた175問中106問以上の正解(61%)で合格となります。(2005年12月1日現在)

PMP試験では、プロジェクトマネジメントの知識体系ガイドPMBOK(ピンボック)(Guide to the Project Management Body of Knowledge:PMBOK)に記述されている、体系化したアプローチ、方法論、プロジェクトマネジメント事例に関する知識についてテストします(注:PMBOKガイドに記述されていないプロジェクトマネジメントに関する問題も出題されます)。

PMBOKは、プロジェクトマネジメントの基本的な知識を解説したガイドブックです。
PMBOKの使命は、プロジェクトマネジメントの適用分野(業界)を超えた標準知識体系を定めることによって、プロジェクトマネジメントの共通概念・用語を設定するものです。PMBOK第3版は必読書になりますので、まずは購入する事をおすすめいたします。

PMP試験の注意点

PMP試験で出題される問題は相当数の問題からランダムに選ばれた200問ですので、弊社のPMP教科書や学習ソフト、または他のどんな講座でも、出題される可能性がある試験問題を、すべて含むことはできません。

学習する際の注意点としましては、プロジェクトマネジメントは西洋的概念から発生しているものが多くありますので、日本的なプロジェクトの考え方を一度捨てて、PMBOKガイドの背景にあるコンセプトを理解し整理してから試験に臨みましょう。

また、日本人向け試験では日本語・英語併記で出題されますが、日本語の表現がおかしい箇所が多くみられます。実際に、日本版PMBOK第3版と違う和訳がされている単語も多くありますので、重要な単語は日本語と共に英語も覚えておくようにしましょう。

日本のプロジェクトマネジメントの啓蒙普及について

プロジェクトマネジメントについて啓蒙活動を広く実施している3団体を紹介します。

PMI 東京(日本)支部
PMI東京(日本)支部は1998年にPMI(Project Management Institute)の日本支部として発足し、PMP認定支援、PMIとのコミュニケーション、セミナー・フォーラムの実施、プロジェクトマネジメント関連図書の翻訳、教育機関とのコラボレーション、情報技術や建設分野でのPM研究会など、日本におけるプロジェクトマネジメントの広範囲な啓蒙活動を実施しています。

日本プロマネジメント協会(PMAJ)
1998年に財団法人 エンジニアリング振興協会(ENAA)が母体となって設立され、日本におけるプロジェクトマネジメントの啓蒙と普及やプロジェクトマネージャーの育成と地位確立のための活動を行なってきた日本プロジェクトマネジメント・フォーラム(JPMF)が、2005年に東京都の認証を受け名称変更した特定非営利活動(NPO)法人 プロジェクトマネジメント資格認定センター(PMCC)と統合して発足した団体です。

プロジェクトマネジメント学会
プロジェクトマネジメントを実践の学問として研究対象とすることを目的に1999年に日本で設立されたプロジェクトマネジメント学会のホームページです。プロジェクトマネジメント関連の学会の紹介や豊富な著作や訳本の紹介にアクセスできます。