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ダンドリスト宣言!第17回

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  • 公開日:2009/02/04
  • 更新日:2009/02/04

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 このコラムでは、プロジェクトマネジメントの中でも、重要な要素である「計画」について、ちゃんと作戦を立てて行なう人のことを「ダンドリスト」(段取りができる人の意)と称し、ダンドリストになるためのポイントと、ダンドリストたちの生態を紹介します。
 仕事の中での段取りだけでなく、旅行、料理、宴会など、色々なシーンで活用できる<段取り力>の向上に役立つヒントから、プロジェクトマネジメントの楽しさを学びましょう。


自分の責任を果たすためのダンドリ術img01  

■ ひとりひとりが責任を果たす

アメリカの第 44 代大統領に就任したバラク・オバマ氏は、1 月 20 日の就任演説で、「私たちひとりひとりが自分に課せられた責任を果たすべき新しい時代」であると国民に呼びかけました。世界中で彼のスピーチを聴いていた人々は、このメッセージが自分に寄せられたことのように感じたのではないでしょうか。
自分に課せられた責任とは何なのか?それはどのように計画を立て、実行していけばよいのか?良い機会なので改めて自分自身に問い直してみましょう。

■ 自分はどこに属しているのか

自分に課せられた責任というものを考える際には、まず自分の所属している社会と、その中でのポジションを考える必要があります。社会というのは、家庭、地域、所属している団体、会社、部署などのグループです。

最近は、プロジェクト型の組織も多く立ち上がっているので、活動が活発でない場合には、自分がどこに所属しているのか忘れてしまっている場合があります。組織からは期待されているのに当の本人が認識を持っていないと、後で大きなトラブルとなります。

また、プロジェクト型の組織を主宰している人は、設定した期限が来たら、一旦組織をクローズすることも次の活動を活性化するために重要です。
こうして、自分の所属している社会をもう一度リストアップし、図に描いてみましょう。

■ 自分の「なぜ」から所属を見直す

自分が所属している社会を図示してみると、自分が何に興味を持ち、何を目的としているのかが、ぼんやりと見えてきます。そもそも、自分が何かに興味を持ち、強く惹かれたから所属しているので、あらためて参加目的の「なぜ」にさかのぼって考えてみます。「なぜ」を再定義すると、次は、今の所属している社会のそれぞれが「なぜ」につながっているかの関連付けを行います。
不要なものは、整理しましょう。これで、自分の活動範囲が定まりました。

■ 自分のポジションと役割の確認

次は、所属している組織の中でのポジションです。ポジションによって期待されている役割が異なります。階層型であれば、その階層として、機能別であれば、その機能としての役割があります。
何かチームを自発的に立ち上げて運営して欲しいのか?チームの中で活性化の役割を担って欲しいのか?自分で自分のポジションと役割を想像してみます。

さらにポジションと役割は、自分で想像しているだけではコミットメントに結びつかないので、相手方に確認をする必要があります。所属している組織の上長やメンバーに自分のポジションと役割を紙に書いたものを前に、確認をしてみましょう。

私は、以前の職場で組織内の他の職場を含めた役員、部門長、同僚、部下からの評価を受けたことがあります。360 度評価と呼ぶのですが、いつもの直属の上司からと異なり、意外な結果が出てきて面白いです。

私の場合、いろいろと新しいことを提案し、リーダーとなってやっていたのですが、同僚や部下の皆さんからは、期待通りとの評価でした。逆に役員、部門長からは、もっとガンガンやって欲しい。物足りない。という評価でした。自分に対する上部の期待の大きさをひしひしと感じた結果でした。
こうした確認作業を行って、組織の中でのポジションと役割を明確にしていきます。

■ 自分の責任を果たす

今、まとめたポジションと役割が、あなたの責任です。その責任を果たすために、何を、いつ、どのようにして実行すればよいかというダンドリは、社会に出ている皆さんなら日常行っていることと思います。

定めた役割をしっかりと期限内に果たしていくことで、あなたの社会における責任が果たせたということになります。最後に、領空侵犯について一言。自分の責任の範囲以外のことに手を出すことがあります。これは、別の人の責任範囲への領空侵犯ですから慎みましょう。もし、空白領域で、自分が手を出すべきだと感じたら、組織の中での役割を再定義して、自分の責任範囲に置き、しっかりと実行してください。

社会全体が機能せず、危機に瀕しているとき、誰かのせいにするのではなく、ひとりひとりが自分の与えられた責任をまっとうすれば、必ず歯車がうまく回り始める。そうした私たち自身に対する希望と期待をオバマ大統領のスピーチから私は感じました。

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ダンドリスト宣言!第17回
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プロフィール

勝 眞一郎

サイバー大学 IT 総合学部 准教授。大手製造業でシステム開発、製品開発手法の改革、などグループ内での業務改革の革新リーダーとして活動。2007 年 2 月に退職し、4 月より現職。PMI 会員。 ㈱ヒューマンデザインオーソリティ フェロー。奄美大島出身。 サーファー、フリーダイバー、スキーヤーというアウトドア派 http://www.hda.co.jp/dandorist.html


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