
■数字で未来をつかむ
段取りとは、目標に対して何をしなければならないかを組み立てて、手配していく作業です。目標が大切であることは以前の回で説明しましたが、より変更の少ない段取りのためには、その目標に対しても影響を与える、さらに先の未来についても、我々は考えておく必要があります。
例えば、未来を考えるのに重要な数が人口です。人口の推移は、核戦争や新型インフルエンザが爆発的に猛威をふるうというような事態が起きなければ、震災や台風などの災害でも大きく数字に影響することがない、ある程度信頼のおける推計結果があります。国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口(平成18年12月推計)」(http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/suikei07/houkoku/kekka-1/1-1.xls)によると、2008年の日本の人口は1億2756万8千人で、そのうち従属人口と呼ばれる0歳から14歳までと、65歳以上の人口をあわせた数の全体に対する割合が35.4%です。
これが、10年後の2018年になると、人口が1億2391万5千人と若干減少し、先程の従属人口の比率が39.7%と上がってきます。少子化に歯止めがかからず、0歳から14歳の人口比は減り続け、逆に65歳以上の人口は増え続け、2055年には従属人口と呼ばれている人達の割合が48.9%にもなるのです。
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勝 眞一郎



