8月30日、31日にかけて、「PMシンポジウム 2007」(タワーホール船堀)が開催された。
今回の開催は、少子高齢化などの様々な問題を抱えた日本産業において、それら課題解決のためのイノベーションを推進するためにプロジェクトマネジメントが果たすべき役割を考える、という視点を元に構成された。
第1日目は、製造分野から日野三十四氏(広島大学 大学院社会科学研究科マネジメント専攻 教授)による「わが国製品開発の国際競争力の根源」、IT分野からは「ITプロジェクトの課題と方向」と題した梅村良氏(富士通株式会社 常務理事 SIアシュランス本部長)の2つ基調講演からスタートした。

続く午後のセッションからは、プログラム<IT><エンジ・建設・公共><P2M><製造・サービス><PMの新機軸><金融・保険><PM人材育成>の各トラックに分かれての講演が行われた。
第2日目は19のセミナー・ワークショップが行われた。
(講演内容詳細→ http://www.pmaj.or.jp/sympo/2007/main.html)
会場は常に多くの来場者でにぎわい、特に基調講演では大ホールの座席が埋め尽くされ立ち見が出るほどの盛況ぶり。プロジェクトマネジメントが導入されて、その実績が検証の段階に入っている現在、今後のプロジェクトマネジメントはどうあるべきかに関心が集まっている様子がうかがえた。

また、各トラックについても、ITプロジェクトの最大の顧客ともいえる<金融・公共>が新たに加わったことはもちろん、成功事例をはじめとする、具体的な内容が多いことからにぎわいを見せていた。
また、1日目の夕方から開催された懇親会では、講演者をはじめ、参加者の交流の場となっていた。

主催の佐藤義男氏(日本プロジェクトマネジメント協会:PMAJ 統括副理事長)は、盛況ぶりについて、「初日の来場者数は、1200人。今年はプロジェクトマネジメント、プログラムマネジメントの2つのジャンルを使い幅広く価値を高めること、成功するプロジェクトマネジメントの在り方、人事育成の在り方についてという視点が目玉。企画の成果もあるが、景気拡大で企業が人材育成に力を入れていること、PMのプロ自身がスキル向上に意欲を出していることも大きい」と語る。
来年はどのテーマを掲げ日本のプロジェクトマネジメント界を盛り上げていくか、期待される。
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