(この記事は2005年3月9日発行の「PM magazine vol. 002」に掲載されたものです)
プロジェクト経験が豊富な人ほど現実とのギャップに悩む
ここ数年、プロジェクトマネジメントへの関心の高まりとともに、PMPを目指す人に接する機会が大変多くなっています。その年齢層は、20代後半から60代半ばまでと実に幅広く、プロジェクト経験も、6年から40年以上とさまざまです。このように、PMPという資格が世代を超えて注目されるのは、大変喜ばしいことです。
こうした受験生に接していて、気になることがありました。それは、実プロジェクトの経験が長い人ほど受験1回目での合格率が低く、そして「実行のプロセス」と「コントロールのプロセス」の正答率が低い傾向にあるということです。
その理由をいろいろと考えた末、経験が邪魔をしているという結論に達しました。いくつもの(日本の)プロジェクトを体験してきた受験生は、PMP試験の問題に相対したとき、その身体にしみ込んだ自らの深い経験から、正解だと思われる選択肢を選びます。しかし、その深い経験は、必ずしも『PMBOK』を土台とする(米国生まれの)プロジェクトマネジメントのガイドラインに合っているとは限らないのです。
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青栁 次男, PMP



